派遣期間が終了、待機期間も継続して加入できる「はけんけんぽ」とは?

<2015年4月14日 @nifty わたしのマネー術 マイナビウーマンに掲載していただきました。>

派遣期間が終了、待機期間も継続して加入できる「はけんけんぽ」とは?

日本に住んでいる人は、必ずどこかの健康保険に入らなければなりませんが、派遣社員として働く人は、人材派遣健康保険組合、通称「はけんけんぽ」に加入している方も多いのではないでしょうか。病気やケガなどいざという時のために、自分が加入している保険を知っておくことは大切です。今回は「はけんけんぽ」の仕組みを大解剖してみましょう。

◇はけんけんぽの仕組みとは?

はけんけんぽは、派遣社員として働く人の生活の安定と福祉の増進のために設立された健康保険組合です。毎月保険料を支払うことで、他の健康保険と同様に、病気やケガをした時には、保険給付等のサービスを受けることができます。保険料は、派遣会社と派遣社員として働く被保険者が折半して負担します。通常、仕事を辞めると、会社との雇用関係は終了し、会社の健康保険組合を脱退しなければなりませんが、はけんけんぽの場合は、派遣期間が終了し次の仕事までに待機期間がある場合でも、同じ派遣元から働くなどの条件を満たしていれば、引き続き被保険者でいることができます。また、はけんけんぽに継続して2ヶ月以上加入していた場合、派遣会社との契約が終了しても、最長2年間「任意継続」して被保険者でいることが可能です。例えば、次の仕事が別の派遣会社で決まっており、元の派遣会社も次の派遣会社もはけんけんぽを利用している場合は、「任意継続」の申請をすることで、資格喪失にかかる手続きが不要、かつ抑えられた保険料で、継続してはけんけんぽに加入できます。

◇はけんけんぽで受けられるサービスは?

はけんけんぽの加入者は、通常の医療サービスに加え、出産育児一時金や出産手当金の支給、年に1回の健康診断を受診することなどが可能です。また、派遣社員として働くはけんけんぽの加入者だけではなく、保険組合の認定を受ければ、加入者の家族も被扶養者として医療サービスを受けることができます。はけんけんぽに加入している方は、保険組合のホームページや説明資料を確認し、サービスを活用していきましょう。

@nifty わたしのマネー術
http://woman-money.nifty.com/topic/detail/150408001923_1.htm

マイナビウーマン
http://woman.mynavi.jp/article/150414-94/