ローンを組む前にしっかり計画を マイホームの予算の立て方とは?

<2015年4月17日 niftyわたしのマネー術 マイナビウーマンに掲載していただきました。>

ローンを組む前にしっかり計画を マイホームの予算の立て方とは?

2017年4月から、消費税が10%に上がることが決定しました。「増税される前に、マイホームを」と、これから家の購入を考える方も多いかもしれません。マイホームを購入するための予算はどのように決めればよいのでしょうか。日々の生活が苦しくならないよう、余裕のあるマネープランをたてましょう。

◇頭金を用意しよう

マイホームを買うためには、まず購入時に支払う頭金を用意する必要があります。一般的に、家の価格の2割くらいを頭金として払う場合が多いですが、今ある貯蓄額を全て頭金に使ってしまうと、家を買う時に必要な手数料や、病気やけがをした時などいざという時の貯蓄がなくなってしまいます。将来への貯蓄を残した上で、頭金の金額を計算しましょう。

◇住宅ローン借入額の設定方法は?

家の値段から頭金の金額を引いた残りの8割は、銀行など金融機関からお金を借りて、毎月ローンとして返済していくことになります。ここで注意したいのは、金融機関が提示してくる住宅ローンの借入限度額(借りられる金額)をそのままローンの金額として設定してはいけません。銀行が提示する上限ギリギリまで借入をしてしまうと、月々の返済で生活が苦しくなってしまいます。また住宅ローンの支払いとは別に、マンションの管理費用や、駐車場の使用料など、月々の支払いが発生する場合もあるので、自分の毎月の収入から生活費や諸経費を引いて、月々の可能な返済金額を計算し、借入額を設定しましょう。

さらに、住宅ローンを設定する際には、長期的な家計のマネープランを考慮することが大切です。住宅ローンの返済期間は、最長35年間が一般的です。この35年の間には、お子さんの教育費がかさむ時期があったり、大きな病気をしたりと、家計の出費が大きく変化する可能性があります。住宅ローンを払いつつ、しっかり貯蓄もできるように、長期的な視点でマネープランをたてていきましょう。

niftyわたしのマネー術
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マイナビウーマン
http://woman.mynavi.jp/article/150417-93/