2016年 申年の株の値動きはどうなる?
日本には、十二支の干支によって、その年の値動きを言い表す「相場格言」というものがあるのをご存知でしょうか。2016年は申年なので、「申酉(さるとり)騒ぐ」と言われています。今年の相場がどのような動きをするのか気になりますね。この「相場格言」と見比べながら、去年2015年を振り返り、2016年の値動きを一緒に考えてみましょう。
◇十二支と相場の関係とは?
新しい1年がスタートしました。今年2016年は申年(さるどし)ですね。実は、この日本の十二支の干支によって、その年の値動きを言い表す「相場格言」というものがあるのをご存知でしょうか。例えば、子年(ねずみどし)の格言は「子(ねずみ)繁栄」、丑年(うしどし)の格言は「丑(うし)つまずき」という具合に、干支と相場を結びつけています。昨年2015年の干支は未(ひつじ)。2015年から2016年にかけては、「未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ」と言われています。実際の2015年の日本における相場は、4月には日経平均が2万円を超え、中国の経済不安が原因で起きた8月下旬の株価の乱高下等にも負けず、堅調に回復した1年でした。「未(ひつじ)辛抱」はあながち間違ってはいないかもしれませんね。
◇申年の相場はどうなるの?
12年前、前回申年であった2004年は、中国の金利利上げの動きや、原油価格の高騰などの影響を受けましたが、最終的に日経平均株価はプラス、堅調に経済が拡大するという結果となりました。一方、今年2016年の年始の相場は、サウジアラビアとイランとの外交関係断絶や中国経済のニュースを受け、大幅下落からスタート。これは「申酉(さるとり)騒ぐ」という、波乱の相場の幕開けでしょうか。相場格言も気になるところですが、世界で起こる様々なニュースにきちんとアンテナをはり、それが日本経済にどのような影響を与えるのか、しっかり考えることが大切ですね。今年の相場がどのような値動きをするのか、注目して見ていきましょう。