使っていない口座はない?休眠口座を確認しよう
金融機関にお金を預け入れたまま、長期間入出金などの取引を行っていない「休眠口座」はありませんか。金融機関によっては、口座の維持に手数料がとられている場合もあります。使われていない口座は解約して、なるべく一つの口座にまとめた方が効率的ですね。忘れ去られている休眠口座がないか、しっかり確認してみましょう。
◇「休眠口座」がないか確認しよう
休眠口座とは、長い間、お金の引き出しや預け入れなどの取引がされていない金融機関の預金口座のことを指します。日本の銀行は、普通口座の開設や口座の維持に手数料がかからないので、銀行口座が開設しやすいというメリットがある一方、銀行口座を持ち過ぎてしまっている場合があるようです。親が子供名義で作った口座や、少額の預金のみが残っている口座など、日本経済新聞によると、毎年500億から600億円程度の預金が休眠口座に眠っていると言われています。自分の預貯金の総額を管理するためにも、休眠口座を持っていないか、一度確認してみましょう。
◇休眠口座の注意点とは?
休眠口座は通常手数料はかかりませんが、郵便貯金やりそな銀行など一部の金融機関では、一定期間取引がない休眠口座に対して、手数料がかかる場合や預金の権利が消滅してしまう場合があります。使っていない口座は解約して、なるべく一つの口座にまとめた方が、お金の管理が効率的に行えますね。通帳や印鑑を紛失してしまっている場合でも、金融機関の窓口で、印鑑証明書や本人確認書類などの必要書類を提出することで、解約手続きが行える場合がほとんどです。ただし、取引を行っていない間に、銀行が合併したり、支店がなくなっていたりと口座開設時とは金融機関の状況が変わっていることもあります。また、引越しや結婚をして住所や名前が変更になっている場合は、口座を特定するまでに時間がかかることも。まずは、金融機関に問い合わせをして、必要な手続きをきちんと確認してみましょう。