2016年に制度が拡充!今こそNISAのはじめどき?!
2014年1月からスタートしたNISA(少額非課税制度)。来年2016年からは、非課税限度枠が拡大されたり、16歳から20歳未満を対象としたジュニアNISAが作られたりと、制度内容が変更になる予定です。今回は、NISAに興味はあるけれどまだ始めていない方や、来年からの変更点を知りたい方に、NISAを分かりやすく解説します。
◇NISAの概要を総復習!
NISA(少額非課税制度)とは、株や投資信託などから得られる運用益や配当金を一定額まで非課税で取引が行える制度です。2014年1月にスタートしてから、利用者は着実に増加しており、金融庁によると、2014年末のNISA口座数は825万口座、総買付金額は2兆9,769億6,913万円となっています。現在の非課税枠は毎年100万円まで。税金がかからない期間は、投資を始めた年から最長5年間なので、100万円×5で最大500万円まで非課税で投資にチャレンジすることができます。NISA口座は、1人1口座までなので、売買手数料が安いネット証券などを利用するのが良いでしょう。また、購入した株や投資信託を一度売却すると、NISAの非課税枠は再利用できません。例えば、70万円分購入しその後70万円分売却すると、その年はあと30万円分しか商品を購入ができないということですね。NISA口座は短期売買よりも長期投資に向いていると言えるでしょう。
◇NISA口座 2016年からの変更点とは?
2016年から、NISAはより多くの人が利用しやすい制度に変更となります。まずは、非課税枠の拡大です。現在100万円の非課税枠は120万円まで拡大され、NISA口座で投資できる金額がアップします。また、16歳から20歳未満の人を対象とした「ジュニアNISA」がスタートします。現在のNISA制度は20歳以上が対象となっていましたが、若い世代がより投資に関心を持ち、投資を始めやすくなるようにと新設される制度です。ジュニアNISAの非課税限度枠は80万円まで。18歳までは払い出しができず短期売買ができない仕組みとなっています。新NISA制度を上手に利用すると、例えば、16〜20歳未満のお子さんが2人いる4人家族では、最大で2,000万円まで非課税で投資が行えるようになります。これを機に、NISAを活用して、ぜひ投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。