もしもの時に備えて、今こそ見直す地震保険

<2015年6月23日 わたしのマネー術に掲載していただきました>

もしもの時に備えて、今こそ見直す地震保険

2011年3月11日におきた東北地方太平洋沖大震災から、今年で4年がたちました。日本は世界的に見ても地震が多く、最近でも頻繁に地震が発生しています。もしもの時に備え、地震保険に加入している人も多いですが、今回は、地震保険の仕組みをおさらいし、保険料は高すぎないか、補償内容に不足はないかなど、自分の保険を見直ししてみましょう。

◇地震保険の仕組みを見直そう

日本は世界的に見ても地震が多い、地震大国と言われています。2011年3月11日におきた東北地方太平洋沖大震災をはじめ、その後も全国的に地震が頻発しており、2015年5月30日には、最大震度5強を観測する地震も発生しました。もしもの時に備える地震保険について、もう一度見直してみましょう。

地震保険は、地震、噴火またはこれらによる津波の損害を補償する保険で、居住用の建物と家財が保険対象です。火災保険では、地震を原因とする火災による損害は補償されません。また地震保険単独では加入できず、火災保険とセットで契約する必要があります。地震保険の保険金額は、火災保険の30~50%、最大でも建物5000万円、家財1000万円までと、契約できる保険金額に限度があります。

◇地震保険が変わる?!その変更内容とは?

早ければ2016年秋から、地震保険が変更となる予定です。まず保険料について、全国平均で19%の引き上げが行われる見込みです。また、もしもの時に支払われる保険金額についても変更されます。現在保険金の支払いは、全額支払われる「全損」と、半額の「半損」、5%の「一部損」の3区分になっていますが、このうち半損を60%支払われる「大半損」と30%の「小半損」に分け、4区分となります。地震保険の変更内容のうち、特に保険料の引き上げは、家計にとっては大きな負担となる可能性が高いですね。ご自身が加入されている保険を見直し、無駄な補償内容は外して保険料を抑える、これから引越しを考えている方は、保険料が抑えられる免震性や耐震性の優れた建物に引っ越すなど、地震保険対策を検討していきましょう。

わたしのマネー術
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