持ち家の人と賃貸の人、火災保険を選ぶポイントとは?

<2015年6月17日 Niftyわたしのマネー術に掲載していただきました>

持ち家の人と賃貸の人、火災保険を選ぶポイントとは?

火災保険は、火災の補償だけでなく、落雷・風災・雪災などの自然災害や、水濡れ・爆発・盗難など屋内の事故を補償する保険です。建物の保険金額、家財の補償額、保険期間や保険料など保険選びのポイントは、持ち家なのか賃貸なのかという、あなたの住まい環境によって異なります。今回は、火災保険の選び方をご紹介します。

◇火災保険ってどんな保険?

火災保険とは、火災の補償だけでなく、落雷・風災・雪災などの自然災害や、水濡れ・爆発・盗難など屋内の事故を補償する保険です。国民健康保険や自動車損害賠償責任保険のように、必ず入らなければならない強制保険ではありませんが、大切な家や家財を守るために、約8割の方が加入していると言われています。また、住宅ローンを組む際や、アパートの賃貸契約を行う際に、火災保険への加入が必須条件になることも多いですね。火災保険は、「家に高価な家具があるので、家財保険を手厚くしたい」、「火災は心配だけど、雪災の補償はつけない」、など自分で補償内容をカスタマイズできるので、様々な保険会社を比べ、自分に合った保険への加入を検討するのが良いでしょう。

◇持ち家の人、賃貸住宅の人、どんな火災保険を選ぶ?

火災保険は、一戸建てやマンションなどの「建物」と、建物の中にある家具などの「家財」をそれぞれ区別して補償します。持ち家なのか、賃貸なのかという、あなたの住まい環境によって保険を選ぶポイントが異なるので、しっかり確認しておきましょう。まず、持ち家で一戸建てのお住いの方は、「建物」と「家財」の両方に補償をかける必要があります。また、持ち家で分譲マンションにお住いの方は、マンションの管理組合が加入している火災保険の内容を確認し、自分が入るべき「建物」の補償額を決めましょう。特に集合住宅の場合は、上の階の住人からの水漏れや、隣の住人からの火災など、もしもの被害をきちんとカバー出来ているか確認が必要です。一方、賃貸住宅の場合は、部屋そのものについては建物のオーナーが火災保険の契約をしていますが、自分自身が火事や水漏れを起こしてしまった場合は、建物のオーナーに賠償をしなくてはならないことがあります。賃貸契約の際に、必要な補償内容を確認しておくようにしましょう。持ち家の人も賃貸住宅の人も、もしもの時に備えて、自分に合った火災保険を選ぶことが大切ですね。

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