投資初心者が押さえておきたい株価指数、日経平均株価とTOPIXとは?

<2015年5月29日 Niftyわたしのマネー術に掲載していただきました>

投資初心者が押さえておきたい株価指数、日経平均株価とTOPIXとは?

2015年4月に、日経平均株価が2万円を超えました。これを機に、自分も株式投資を始めてみようと考えている方も多いのではないでしょうか。投資初心者がまず押さえておきたい株価指数は、「日経平均株価」と「TOPIX」という2つの指標です。日本の株式市場の流れを理解できるようになるために、それぞれの指標の違いや特徴を勉強しましょう。

◇日経平均株価とTOPIXとは?

日本の株式市場を把握する上で欠かせない株価指数、それは日経平均株価とTOPIXです。これから投資を始めようとしている投資初心者の方は、まず、これらの株価指数の違いを押さえておきましょう。日経平均株価とは、東京証券取引所第一部に上場している1,888銘柄(2015年5月11日現在)から任意に選ばれた、225銘柄の株価の平均値です。この225銘柄は、金融・サービス・資源など様々な業種から選ばれており、定期的に見直しが行われています。一方TOPIX(東証株価指数)とは、東証一部に上場している全銘柄から算出しています。基準日としている1968年1月4日の時価総額(株価×発行済み株数:つまり、会社をまるごと購入するために必要な金額)を100とした場合に、現在の時価総額がどのくらい増えたのか、減ったのかという動きを示しています。

◇株価指数の正しい使い方

では、日経平均株価とTOPIXはどのように使えば良いのでしょうか。投資初心者の方は、初めはあまり難しく考えずに、「指標が上がれば相場がいい。指標が下がれば相場が悪い。」と判断すれば良いでしょう。ただし、日経平均とTOPIXは、いつも揃って同じような動きをするとは限りません。例えば、日経平均は株価が高い銘柄に影響されやすく、TOPIXは時価総額の大きい(会社の規模が大きい)銘柄に影響されやすい、という特徴があります。また、TOPIXは、東証一部に上場している全銘柄を対象としているので、選ばれた225銘柄の株価の平均値である日経平均よりも、市場全体の動きを把握するのに適しています。慣れてきたら、これら日経平均株価とTOPIXの特徴を観察し、日本の株式市場の流れを総合的に判断していきましょう。

Niftyわたしのマネー術
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