<2015年4月7日 @nifty わたしのマネー術 マイナビウーマンに掲載していただきました。>
第二の人生のスタート! セカンドライフの移住先はどこを選ぶ?
退職後、第二の人生を海外や離島で暮らそうとする人は多いですが、最近は、国内の地方都市をセカンドライフの移住先として選ぶ方も増えてきています。どういう都市が人気で、どのくらいの生活費がかかるのでしょうか。自分の未来の生活をイメージしながら、最近の動向を探ってみましょう。
◇安全・近距離・フレキシブル 移住地を選ぶ新しい基準
最近のセカンドライフ移住地を選ぶ基準は、大きく3つあると言われています。まずは、安心・安全に暮らせること。近くに総合病院があり、道路や防災対策等のインフラが整備されていることは、居住地を選ぶ大事な条件となっています。次に、大都市やかつての居住地から近距離であること。海外や離島での生活は、言葉や文化の違いにストレスを感じ、シニア世代がゆっくり暮らすには不向きな場合もあります。自分の子供や孫、かつての友人に会いたい時には会えるという適度な距離感がポイントとなっています。最後に、フレキシブルな滞在期間です。完全に移住するのではなく、生活スタイルに合わせて大都市と地方都市を行き来しながらフレキシブルに生活できる場所を選ぶ人も増えてきています。
◇人気の地方都市は、山梨・長野・岡山
NPO法人ふるさと回帰支援センターが、地方都市暮らしを希望している人にアンケートを実施したところ、山梨県、長野県、岡山県などに人気が集中していました。これらの都市は、「安全・近距離・フレキシブル」という条件を満たし、かつ生活費も大都市に比べ抑えることができます。総務省統計局平成25年家計調査によると、1年間の平均世帯支出は、東京都が3,065,512円なのに対し、山梨県甲府市は2,375,416円、長野市は2,832,493円、岡山市は2,490,995円でした。ただし、移住時には、引越し費用に加え、移住先の家の修繕費やリフォーム等で支出が必要な場合もあります。三井不動産リアルティ2013年の調査では、シニア世代の平均リフォーム費用は717万円でした。新たな移住先で充実したセカンドライフを送るには、計画的なマネープランが必要です。自分の未来の生活をイメージし、今からしっかりお金を貯蓄していくことが大切ですね。
@nifty わたしのマネー術
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マイナビウーマン
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